人間ドックを受診できる医療機関に行くと、オプション検査を受けるか尋ねられることがあると思います。オプション検査とは通常の人間ドックのコースには含まれていない検査項目のことで、別料金を支払うことによって受診することができます。別料金として設定されているオプション検査の項目は、一般的な項目には含まれていないもので特殊な内容のものが多く、検査に時間がかかるものや、診療報酬の基準で考えると保険点数の高い項目になります。コースを選択するときに、脳ドックや心臓ドック、1泊2日ドックなどの特殊なコース内容のものにはオプションが含まれている場合もあります。
心臓の検査には心電図などがあって一般の人間ドックの検査内容としても含まれていますが、通常であれば症状があらわれていない病気のケースもありますので、マスター負荷試験やエルゴメーター心電図、トレッドミル心電図などのオプション検査が用意されている医療機関もあります。超音波を使用することによって、心臓の動きや弁の状態を把握できる心臓超音波検査などを選択することもできます。超音波検査はレントゲンやCTとは違って被ばくする危険性がありませんので、安全性の高い検査と言われています。人間ドックの種類としては、心臓の他にも乳腺や膀胱、前立腺、甲状腺、子宮や卵巣の検査としても用いられています。
人間ドックのオプションには、CTを使用するものもあって、肺がんや腹部臓器などにおける腫瘍の確認が行えます。体脂肪に関する検査の際の、オプション検査としてもCTによる検査内容が含まれています。