がんといえば、遺伝する病気というイメージを持つ人は少なくないでしょう。確かに、遺伝をする可能性があるがんというのも少なくありませんが、必ずしも遺伝するとは限りません。更に、遺伝する病気という事を考えた時、親族にがん患者がいなければ、がんになる事はないのではないかと簡単に考えてしまう人も少なくありません。ですが、遺伝以外でもなる可能性は高い病気の為、親族にがん患者がいないからと、がん検診は必要ないと考える事はお勧め出来ません。
がんは、生活習慣によっても発生する可能性がある病気です。ですから、がん検診が必要な年齢になったら、定期的に検診を受けていく事がお勧めです。それにより、もしもがんが出来ていれば、簡単な治療で治る段階での発見が可能となるだけでなく、定期的に受ける事により、がんになりにくい生活をするように意識をしていく事に繋がります。検診を受け、がんが見つからなければ、健康で、しばらく検診は必要ないと考えてしまう人もいますが、検診で発見できるのは、ある程度の大きさになったがんで、それ以下のサイズのがんは、検診では見つける事が出来ません。
ですから、検診で問題がないからといって、体にがん細胞がないとは言い切れません。その為、検診の結果に問題がなかったとしても、毎年、がん検診を受け、がんがないかを確認しておく事が重要になってきます。それにより、がんが出来た場合でも、簡単な治療で治していく事が可能となります。