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人間ドックのオプション検査の選び方について

一般健康診断と人間ドックを比較したときには、できるだけ多くの検査項目を選択したほうが自分の身体をくまなく検査ができると感じますが、実際には多くの検査項目を選べばよいとは言い切れません。健康診断が受診できる医療施設では、多くのオプション検査が用意されていて、人間ドックの受診者に検査項目を選択できるようになっている医療施設も多いですが、オプションに関しては性別や年齢を考えて選択することが大切で、選ばないほうが良いものも多くあります。例に挙げると胸部CT検査の場合には、年齢が50歳以上の喫煙者が胸部CT検査を受けることによって、肺がんの早期発見につなげることができて、死亡率の低下につなげることができるデータが示されていますが、同年代における喫煙しない人に対してのデータがあるわけではありません。腫瘍マーカー検診では血液検査を行うことで、高額な費用がかかってしまうオプション設定がされている医療機関もありますが、多くの場合でがんの早期発見につなげられる有効性が示されているわけではありません。

代表的な腫瘍マーカー検診といえるCEAの場合であっても、肺がんや消化器系のがんのときに数値が上昇しますが、早期がんで数値が上昇することは少なくて、喫煙や糖尿病がある人であればがんの症状がない人であっても数値が上昇する可能性があります。このように人間ドックのオプション検査は、性別や年齢を考えて選ぶことが大切となり、選ばないという選択を行うことも必要になります。どのような人間ドックのオプション検査を選択したら良いのかであったり、どれぐらいの期間の間隔ごとに選択することが良いのかについて把握しておくことが大切です。

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